CONCEPT名菓因幡の白うさぎについて
日本では、のびやかに跳びはねる様子から、うさぎは「福」を呼ぶ縁起の良い動物として古来親しまれてきました。なかでも出雲神話「因幡の白兎」に登場する白うさぎは、大国主命と八上姫の「縁」を結ぶという大きな役目を果たしています。この日本最古といえる縁結び物語から、名菓「因幡の白うさぎ」は、山陰から届けられる「福」と「縁」のシンボルとして誕生したのです。
「因幡の白うさぎ」は昭和43年に生まれ、長らく皆様に愛されてまいりました。常に品質の向上に励み、愛された美味しさを守りながらも、より食べやすく、より安心な素材選びを追求しています。コクと風味を際立たせるため地元の大山バターを使用し甘さを控え、生地をしっとりとさせ、上品な黄身餡をやさしく包み込みました。白うさぎの「赤目」は、工場見学に来ていた小学生の「目があった方が可愛い」の一言で入れるようになりました。赤目の原料は赤大根から抽出した天然色素を使用しています。箱には濃い紫色の紐が美しく結んであります。結び目を"人"という字に見えるように結ぶことから"御縁結び"と呼ばれています。
PRODUCTS商品のご紹介
因幡の白うさぎ
因幡の白うさぎは、愛らしいうさぎの形の焼きまんじゅうです。うさぎの生地には地元の大山バターを使用し、なめらかでしっとりした生地、黄身餡の上品な甘味、そして香ばしい焼き上がりのバランスが、絶妙な美味しさを生み出しています。お子さまからお年寄りまで、どなたにも愛される味です。
因幡の白うさぎ 抹茶餡
茶どころ、島根県松江市の老舗茶店「中村茶舗」の抹茶を練り込んだ抹茶餡の「因幡の白うさぎ」です。大山バターを使用したしっとり餡に、抹茶の風味が際立ちます。
白ウサギフィナンシェ
「白ウサギフィナンシェ」は「因幡の白うさぎ」誕生40周年を記念して出来た焼き菓子です。フランスの焼菓子であるフィナンシェを、オリジナルレシピで仕上げました。生地には大山バターを使い、アーモンドのコクと香ばしさが特徴です。外側はサクッと、内側はフィナンシェ特有のしっとり、ふんわりした口当りです。
白ウサギフィナンシェ プレミアムショコラ
クーベルチュールチョコレートを使用し、香り高く、控えめな甘さが特徴。「白ウサギフィナンシェ」のショコラ味です。上品な風味が、あなたの特別なひとときにそっと寄り添います。大切な人への贈り物…そんな特別なスイーツです。
鳥取二十世紀梨ゼリー
二十世紀梨の果肉と果汁を使い、ふるふるのゼリーに仕上げました。まるで梨を丸ごと食べているような果実感がお楽しみ頂けます。二十世紀梨をモチーフにした容器も大好評です。食べて感動!目にも感動!の至福のひとときをお楽しみください。
STORY神話「因幡の白うさぎ」
ある日、おきの島に住んでいるうさぎが、海の向こうのいなばの国に行ってみたいと思いました。
そして、ワニザメをつかまえてこう言いました。
「ぼくの仲間ときみの仲間とどっちが多いかくらべっこしようよ。まっすぐにならんでくれたらぼくが数えてあげるよ。」
ひとつ、ふたつ…白うさぎは元気よく、ワニザメの背中をピョンピョンと飛び跳ねながら数をかぞえていきました。
岸まであと一匹というところで、思わず叫んでしまいました。
「わーい、うまくいったぞ。」
「きみたち、簡単にだまされたね。数なんてどうでもよかったんだよ。海を渡りたかっただけさ。」
それを聞いたさいごの一匹のワニザメが
「なんだとー!よくもだましたな!お前なんかこうしてやる!」と怒り、
白うさぎのからだの毛を全部はぎ取ってしまいました。
あまりのいたさに泣いていたところ、いじわるな神様が通りかかり
「海の水でからだを洗って、潮風にあたるといい。」と言いました。
その通りにしたところ、ますますいたくなってしまいました。
少し遅れてやってきた大国様は、からだを真っ赤にして苦しんでいる白うさぎをみつけて
「いったい、どうしたのだ。」と聞きました。
白うさぎの話を聞いた大国様は、
「からだを川の水でよく洗うのです。それから、がまの穂をしいて寝転がりなさい。」と教えてくれました。
大国様に言われた通りにすると、元通りにけが生えそろいました。
大国様に助けられた白うさぎはこう言いました。
「心やさしいあなたは、いなばの国にいるやがみ姫とけっこんするでしょう。」
それからというもの白うさぎは、二度とウソをつくことなく、みんなのためにたくさん良いことをしました。
白うさぎの予言した通りに、やがみ姫とけっこんした大国様は、人々の暮らしを豊かにして、誰もが幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。