製菓研究開発
時代の嗜好にあわせて改良改善

当社の主力商品である因幡の白うさぎは昭和43年に発売されましたが時代の嗜好にあわせて、改良改善を加えてきました。近年では平成22年に、原料および配合を大幅に見直しました。生地に使用する小麦は口溶けにこだわり選び、黄身餡に地元大山バターを配合し、しっとりとした食感に仕上げました。商品の品質保持に大きな役割を果たしている個包装フィルムは、包装フィルムメーカーとタイアップしながら開発し、酸素バリア・防湿性・密封性に優れたオリジナルのフィルム構成となっています。また、平成23年には、茶どころ松江の抹茶を使用した因幡の白うさぎ抹茶餡も発売しております。

伝統と科学データに基づき品質と味の安定
とち餅の主要原料である栃の実は、見た目は栗とよく似ていますが、苦味が強いので、木灰を用いたあく抜きを行ってから使用します。このあく抜きは非常に難しいといわれていますが、当社では代々社内に伝えられたあく抜き方法を行うとともに、あく抜きを良好に行うための科学的データを蓄積して商品の品質・味の安定に努めています。また、使用する米は、省化学肥料・省農薬の米作りに取り組んでいる地域の方々と直接契約して栽培されたもち米を使用しています。

代表的なフランス菓子であるフィナンシェを兎型に
当社の主力商品「因幡の白うさぎ」の発売40周年を記念し、平成20年に因幡の白うさぎの姉妹品として「白ウサギフィナンシェ」を発売致しました。代表的なフランス菓子であるフィナンシェを兎型に焼き上げた商品は、近年の洋菓子ブームにより大ヒット商品となりました。モンドセレクション最高金賞を受賞する等、国内外でも高い評価頂いております。