研究開発 DEVELOPMENT

タデアイ(藍)の研究

タデアイ(Polygonum tinctrium Lour.)は、東南アジア原産の一年生植物で、古くから藍染めの染料原料として用いられてきました。また、タデアイは古くから薬用植物として、解毒、解熱、消炎などの目的で利用されていました。日本の一部の地方では、タデアイはタデ酢などの食品原料としても利用されています。

《 藍のフラボノイドについて 》

藍特有のフラボノイドの発見

藍の成分については,まだ不明な点が多く,詳細な成分は明らかになっていませんでした。そこで,当社は,国立大学法人島根大学生物資源科学部と共同研究を行い,藍の主要成分の分析を行いました。下の図は,超高速液体クロマトグラフ-質量分析計で藍葉の抽出物を分析した結果です。

超高速液体クロマトグラフ-質量分析計

この結果,藍に含まれている11の成分を明らかにしました。これらの成分はいずれもポリフェノール(フラボノイド)であり,8,9,10の物質は新規物質でした。

新規物質

図1の7-11の物質は,いずれも藍特有の3,5,4'-トリヒドロキシ-6,7-メチレンジオキシフラボン(以下,TMF)を骨格とするフラボノイド化合物であり,藍の主要な物質群でした。

トリヒドロキシ、メチレンジオキシフラボン

《 コレステロール合成酵素(HMG-CoA還元酵素)の阻害活性について 》

生体内のコレステロールが高い場合、動脈硬化のリスクが高まります。動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞の一つの要因と考えられています。そこで、コレステロール値が高い場合、高脂血症治療薬として、コレステロール生合成の律速酵素であるHMG-CoA還元酵素の阻害剤が利用されています。コレステロールは肝臓で合成されるので、この酵素を阻害すれば、生体内のコレステロール含量を低下することが期待できます。

HMG-CoA還元酵素の阻害剤

HMG-CoA還元酵素活性

藍のフラボノイド化合物7-11によるHMG-CoA還元酵素の阻害活性 
ロバスタチン(高脂血症治療薬), ● 7,△ 8, ▲ 9, □ 10, ■ 11

 

以上の結果より、藍がコレステロールの低減に有効な素材である可能性が示唆されました。

藍のフラボノイド化合物7-11は、いずれもHMG-CoA還元酵素の阻害活性を示し、その活性は高脂血症治療薬であるロバスタチンとほぼ同等レベルの阻害活性を示しました。
H. Kimuraら, Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis 108巻, 102-112頁(2015)
 

《 藍の抗酸化能 》

藍は昔から健康維持目的で利用されていました。様々な疾病は活性酸素によって引き起こされると考えられています。そこで,藍の活性酸素消去能を測定しました(図2)。

抗酸化能は,親水性酸素ラジカル吸収能 (H-ORAC)法および1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカル消去法で測定しました。この結果,藍は高い抗酸化能を示すことが明らかとなりました。

藍の抗酸化能

図2 藍の抗酸化能
石原ら,第61回日本食品科学工学会大会で発表

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